沈黙するAIに頼る社会の行方



産業ロボットはひとつ間違えると大怪我をする仕事を引き受けている
それは工場の中で熟成し AIを搭載して街へ進出してきた
すでに導入されてはいるが 電車の自動運転がそのひとつ
バスやタクシーも彼らに任せる日が近づいている

仕事をAIに奪われる? 人はその危機感に蝕まれ始めている
でも心配することはない 新しい仕事はすぐ生まれる
AIも いずれ必ず事故を起こすから……
その責任をすべてロボットに任すことはできない
最初はプログラムやバグのせいするかもしれないが
最後は人が責任をとらなければ市民は納得しないからだ

それを受け止めたくない法人は部下に責任を転嫁するだろう
例えば部下にロボットの働きを監視させる仕事を与えるのだ
しかしその部下も責任転嫁のために それを手伝う人をさらに雇う
この数珠つなぎで仕事はどんどん増える

将来世界中がAI社会になるが 恐れることはない
人の仕事はどんどん増える!
他人に責任転嫁する風習はこれからも変わらない

2023年 春

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